ヴィパッサナ瞑想記 in カリフォルニア 2

 

Day 3

 

ゴホッ!ゴホッ!!

 

チーーン!(鼻をかむ音)

 

 

瞑想ホール中が、咳と鼻水の渦にやられた

恐怖の3日目。

 

 

11月初旬のこのコース地の気温は

昼と夜の差がとても大きく

夜から早朝にかけては

SFよりも、ぐっと気温が下がっていました。

 

夜明けには、辺り一面が霜による

銀世界になっていたことも。

 

参加者の間に一気に風邪の症状が広がってしまい

ホールでのグループ瞑想時は

もしかしたら次は自分も? という一抹の不安と

咳や鼻水の音に囲まれて静けさを保てず

あまり集中できない自分への苛立も

感じていました。

 

ルームメイトも風邪でダウンし

部屋のゴミ箱は常にティッシュの山。

 

鼻が詰まっていては、呼吸の観察どころか

呼吸すら大変だろうに、、、。

 

 

休憩時間中には新鮮な空気を求めて

できるだけ外の散歩を心がけました。

 

ヨセミテにほど近い、Dhamma Mahavanaと呼ばれる

このセンターは、京都のセンターに比べ

敷地がとても広く、敷地内には野生のシカやリス

沢山の鳥達が暮らしています。

 

ヴィパッサナ瞑想、ノースフォーク

 

女性用の敷地に敷かれた散歩道は

全部回ると20分以上もかかります。

 

ずっと座っている上、一日2食なので

歩くスピードも落ちていましたが

ゆっくり歩きながら紅葉の秋を感じるのも

また気持ちのよいもの。

 

散歩中、テントで寝泊まりしている人達も

ちらほら発見。

 

 

自然から感じる、アニッチャ(諸行無常)の真理。

 

ヴィパッサナ瞑想、ノースフォーク

 

さて、このセンター、カリフォルニアだけあって

参加者も年齢を問わず、本当に多国籍。

 

ランチタイムには、有り余る程のたっぷりのサラダに加え

日替わりで、イタリアン、メキシカン、モロッカンなどの

色んなベジタリアン料理が出されます。

 

もしや、参加者達の風邪の症状は、寒さからというよりは

卵も一切使われないこのベジタリアンな食事による

身体の解毒作用によるものだったりして、、、

と思ったり。

 

私を含む、古い生徒達にとっては

朝11時のランチが一日の最後の食事となります。

 

 

最初の2日間は、夜に空腹感に襲われないよう

多少多めのランチをとっていたのですが

その経験から気づいたのは

空腹感よりも満腹感の方が、瞑想の大敵になるということ。

 

満腹だと眠くなる上、お腹の重さと張りの感覚が

呼吸のかすかな感覚を感じとるのを邪魔します。

 

試行錯誤の結果、3日目辺りでようやく

適量な食事が分かってきました。

 

 

10日間のコースにおいては

身体のコンディションを良好に保つことが

瞑想への集中力を大きく左右するんだ

、、、ということを改めて確認。

 

 

さて、瞑想の辛さを和らげてくれるものには

このおいしい食事のみならず

毎晩の、ゴエンカ師による講話の時間があります。

 

毎日、瞑想中に色んな疑問や辛い感覚が湧くのですが

その講話は、驚くまでにその日の自分の疑問に

タイムリーに答えてくれます。

 

 

また、自然の法則、宇宙の真理を

例え話を沢山用いて、中高生でも分かるよう

丁寧に易しく説いてくれるので

翌日の瞑想のモチベーションがぐっと上がります。

 

 

ちなみにゴエンカ師は、出家した僧侶ではありません。

 

もともと実業家の家系に生まれ育ち

自身も実業家として活躍し、若くして

富や地位、名誉などを手にされました。

 

しかし、そのようなものを手にしても

毎日は緊張の連続で

ストレスから心身症を患ってしまったことから

サヤジ・ウ・バ・キンという瞑想指導者のもとで

ヴィパッサナ瞑想を学び続けたことで

苦しみから自由になられ

真の安らぎと調和を得られたそう。

 

講話の中で語られる、自然の法則(ダンマ)

因果の法則(カンマ)無常の真理、(アニッチャ)

無我の真理(アナッター)などについては

瞑想を続ける上のみならず、日常生活を営む上でも

理解しているのとしていないのとでは

その後の自分自身の在り方が

まるで変わってくるものばかり。

 

 

 

学校では教えてくれない

この世の根本的なエッセンス。

 

 

 

なんとか無事に3日間のアーナパーナの修行を終え

翌日からは、本格的にヴィパッサナの修行に

突入となりました。

 

 

まだまだ先の道のりは長いです、、、。

 

ヴィパッサナ瞑想、ノースフォーク

 

(続く)

 

PS:このヴィパッサナ瞑想記に載せてある写真は全て

ライドシェアメイトのジェニファーによる撮影。

(私は今回、カメラは持参せず。)