ホピからのメッセージ

 

翌日。

 

朝食後チェックアウトし

昨日行けなかったミュージアムを訪れることに。

 

建物内は簡素でなんだか薄暗く

一歩足を踏み入れた瞬間から

独特な、何ともいえない重い感じの空気が

佇んでいるのを感じました。

 

訪問者もほぼいなかったため

シーンと静まりかえった館内には

ホピの伝統や歴史、高い芸術性などが

濃厚に展示されていました。

 

展示物の一つ一つが

どれも心に響く衝撃的なもので

ただならぬ強烈なエネルギーを

内在している感じ。

 

 

 

いろんな展示物から、ホピ族とナバホ族が

領土の関係でずっと不仲であることや

私の故郷、広島に投下された原爆の原料ウランが

実はこの辺りで採取されていたこと等

多くの知らなかった事実を知ることができました。

 

 

ミュージアムを後にしてドライブをしていると

たまたま通りかかって見つけたギャラリー

「Rising Sun」に立ち寄ることに。

 

ここには、ホピのシルバージュエリーが

沢山並んでいたのですが、とあるブレスレットに

一目惚れしてしまった私。

 

 

すると、ここのオーナー兼シルバー職人の

ウィーバー・セリナさんが

 

「あ、そのデザイン、今丁度もう一つ

仕上げているんだ。見るかい?」

 

と言って、奥の工房に案内して下さいました。

(写真は許可をとって撮影したものです)

 

 

ホピ族のジュエリーは

銀板を2枚重ねにして模様を浮き立てる

オーバーレイと呼ばれる特別な手法によって

創られていて、その模様一つ一つにも意味があり

ホピの信仰心が込められています。

 

工房でちょうど完成したばかりの

出来たての作品に一目惚れした私は、

それを購入させていただくことに。

 

 

蝶々と、ホピの主食である

トウモロコシの花のモチーフになっているもので

生命力、実り、平和、ハーモニーなどの

意味がこめられているそう。

 

蝶々コレクターの私としては

旅の最後に最高のお土産に巡り会えました。

 

 

ウィーバーさん曰く、、、

 

私たちは皆それぞれ

手の中に才能を授かってこの世に生まれてくる

一人一人が、唯一無二のアーティストなんだ

 

後は自信を持ってそれを磨き続けて

平和のために、皆と分かち合えばいいのだよ

 

、、、とのこと。

 

 

旅の最後に肌で感じた、「平和の民」ホピの風。

 

 

サンフランシスコの慌ただしい日常に戻っても、

このブレスレットが、ホピのメッセージの

リマインダーになりそう。

 

 

ウィーバーさん、奥様のアルベルタさん

メッセージをありがとう☆

 

 

 

 

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