エサレン訪問記 3

 

三日目。

 

日頃の夜型生活もどこへやら

エサレンではすっかり朝方にシフトでき

本日は朝食前に温泉に浸かって

一日をスタートしました。

 

温泉の入り口のシャワールーム。

 

 

 

まだあまり人のいない早朝の温泉は

澄んだ空気が漂っていて

なんともいえない爽快間。

 

 

朝食後、朝のクラスは

気功の叩打法でスタート。

 

まず、エレンの合図で

自分の足先から頭のてっぺんまでを

掌を使って順番にくまなく叩きます。

 

次に、2人組になります。

 

片方が、上半身をだらんと前屈させ

もう片方が、相手の仙骨〜背中をリズミカルに叩き

叩かれている方は、声をだしながら

その振動を感じます。

 

 

私は、サウンドヒーラーである

レイチェルとペアに。

 

まずは私が上半身をかがめ

彼女が私の背中を叩きます。

 

 

・・あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛・・

 

 

音の女神(と勝手に想像)に

タッピングで振動をもらうと

なんだか身体の調律をしてもらっている気分。

 

叩かれる振動と、自分の声の振動によって

身体の各所に滞っているエネルギーが流れ始め

身体がぽかぽかと温かくなりました。

 

今度は私がレイチェルを叩く番に。

 

叩いていると横からエレンも加わり

2人でリズミカルに叩きます。

 

不思議と、身体のどこを多めに叩いてあげたらいいか

直感のようなもので感じたりもします。

 

 

その後、マッサージのクラスが始まりました。

 

 

今日ペアになったのは

去年エサレンマッサージの

ワークショップをとった時に

たまたまクラスメイトだった女の子。

 

エサレンは、何度も戻ってきたくなる場所なので

以前のクラスメイトがまた偶然

同じクラスにいる事もちょくちょくあります。

 

 

彼女はもうエサレンマッサージを

1年半やっているので

手の動きがとても滑らか。

 

今回は寝ないようにしなきゃ、、、と

肝に銘じていたのですが

早い段階で、またもや眠りに落ちてしまった私。

 

「気持ちよすぎて寝ちゃった〜」

というのは、私としてはいいフィードバックな気もするけど。

(aka 言い訳?)

 

エサレン研究所

 

午後は、夕食後までクラス無しだったので

クラス外でのマッサージを受ける事にした私。

 

ここでは、エサレンマッサージ以外にも

実に様々なマッサージ・ボディワークが

提供されています。

 

オフィスに行くと、黒いファイルが

カウンターに置いてあり、そこには

プラクティショナーさん達のプロフィールや

専門としているマッサージなどが書かれています。

 

 

この日は、ロルフィングを受けることに。

 

 

ちなみにエサレンには、ここで研究をしていた

アイダ・ロルフ博士の名前にちなんだ

「ロルフ」という建物が今でもあります。

 

 

ロルフィングは、本来10回が1セットなのですが

今回はとりあえず、一回限りのセッションを受けました。

 

ロルフィングは、ただ寝ていればいいだけの

受動的なセッションではなく

自ら身体を動かしたりもしないといけないので

今回ばかりは、うかうか寝ていられず。苦笑

 

 

「ロルフィングのすぐ後は

身体の各部分がゆっくりと自ら

正しい位置に動いていくプロセスにあるから

お風呂には入らないでね。」

 

と言われたので、その後は、読書したり

外で寝っころがったりして

夕方までまったりと過ごしました。

 

 

夕食後の夜のクラスは

バスハウス(温泉のある建物)にて行われました。

 

ここでは、マッサージテーブルの数の関係で

3人ペアになっての練習となりました。

 

ということは、2人が同時に1人をマッサージ!

 

今回ペアになったのは

エサレンスタッフの女性と、スイス人の旅人君。

 

私は最初にマッサージを受けたのですが

もう、施術してくれている2人の息がぴったりすぎ。

 

さらに、眼下に広がる、月光に照らされた太平洋の奏でる

力強い波の音が、全てを洗い流しつつ

存在自体を包み込んでくれる感じで

眠りに落ちるのがもったいないくらいの

最高の開放感でした。

 

 

その後、順番に残りの2人に

マッサージをさせてもらいました。

 

 

マッサージの経験のある

エサレンスタッフの女性とのコンビの時は

ゆっくりやれば、自然と相手の手の動きがわかるので

時々アイコンタクトをとりながら

呼吸を合わせて行いました。

 

スイス人の旅人君とのコンビの時は

彼はマッサージは初めてだったけれど

マーシャルアーツを長年やっていて

動きを相手にあわせるのがとても上手。

 

彼が「I’ll follow you(君に合わせるよ)」と

囁いてくれたので、私が流れを作り

彼が瞬時に私の手の動きに合わせる形で

息を合わせながら行いました。

 

最後は、3人でグループハグ。

 

 

クラスの後は、皆そのまま温泉にて

裸で月光浴。

 

星空を見上げ、波の音を聞きながら

お湯に浸かっていると、自分の境界線が

温泉の中に、海の波音の中に

そして、満点の星空の中にとけ込んで

消えていく感覚に包まれる、、、。

 

 

私のとって、この感覚に浸ることが

この上ない癒しなのです。^^

 

 

自分は、宇宙の波動の一部なんだ

という感覚に浸りつつ

自分はこの「大いなるもの」によって

生かされているんだったなーということを

再確認できた夜でした。