アースシップの中の様子

 

さて。前回からの続きです。

 

2月の寒いタオスにて、4泊5日ほど

アースシップに滞在するべく、はるばる日本から

やってきた私たち。

 

最初の日は、到着が夜になってしまったので

案内役のアンドレッサから、家の使い方について

最低限の説明を聞いて、とりあえず休みました。

 

翌朝、朝の6:30に起きて、外に出てみたところ

気温はかなり低く、身震いするくらい。

 

辺り一帯は、やや雲がかっていたものの

前日の夜は暗くて見えなかったタオスの山々と、

広大でワイルドな土地が目の前一面に広がっていて、

自分の中での野性が嬉しがっている感覚が

からだ中に充満していく感じ。

 

空気が澄んでいて、すごく美しい光景。

 

 

今回は、私たちが今回泊まったアースシップの

家の中の様子を紹介したいと思います。

 

アースシップには、様々なスタイルがあるのだけど

私たちが選んだのは、2Bedroom 2Bathroomタイプの

PicurisWaybeeというモデルの建物。

 

どちらもグローバルモデルと呼ばれるもので、

サイズ的にはいわゆるスタンダード。

 

デザインもかなり似ているのですが

せっかくなので、最初の2泊はPicurisに、

後半の2泊はWaybeeに泊まってみました。

 

Picurisは2016年に完成、Waybeeは2015年の完成で

仕様はほぼ同じなのだけど、新しいモデルの方が

電気系統などが、アップグレードされているとのこと。

 

アースシップは年々進化を重ね、それが着実に

新しい家に反映されているんですね。

 

では早速、行ってみましょう〜☆

 

スタンダードモデル

 

 

リビング&ダイニングエリアは結構広々としていて、

天井も高め。

 

もちろんWifiも繋がっているので、現代的な生活を

快適に楽しむことができます。

 

Spotifyで音楽聴いたり、Netflixで映画観たり、

Zoomでミーティングしたりも楽々。

 

壁にかかったTVの側には、アースシップの教育用DVDも

置いてあったり、アースシップの本も何冊も置いてあります。

 

 

各ベッドルームには、専用のバスルームもついてて

とっても快適。

 

 

キッチンはこんな感じ。

 

 

水道からは、雨水や雪解け水をろ過した水が出てきます。

 

また、この家においては、ガスはプロパンガス。

 

ソーラー電力を使ったIH調理器のようなタイプの

キッチンのついたアースシップもあるけど、

マイケル曰く、多くの人は、火を使って調理したいという

人間の本能的な欲求のようなものがあるんだ、と。

 

あとは、キッチンも電気にすると、

消費電力が大きくなりすぎるという点も。

 

ガスは、普通に暮らす分には使用料は極めて少なく

年間でもかかる代金は1.5万円ほど、とのこと。

 

今後は、ガスも外からの供給ではなくて

トイレで排泄物が固体から液体に分解される過程で、

微生物によって作られる「バイオガス」のシステムも

検討はしているそう。

 

ただ、これはこれで一筋縄にはいかないらしく

一軒ごとに制作コストもかかるので(20~40万円くらい)

諸々のバランスを考慮して、まだ導入するところまでには

至っていないみたいです。

 

 

カスタムモデル

 

 

今回は、泊まることはなかったのですが、

タオスのアースシップの中でもひときわ人気の

カスタムモデル、「フェニックス」にも

お邪魔してきました!

 

まるでバルセロナにあるような美しい曲線で

形作られたこのアーティスティックな外観が

もう素敵すぎてたまらないー☆

 

実はここ、2012年に初めてアースシップに来たとき

2泊ほどして、人生観が大きく変わることとなった

私の思い出の場所でもあります。^^

 

今回は、動画を撮ってみました〜。

 

 

これがオフグリッドとは思えないほどの

ゴージャスな空間!!

 

内装も、かなりマイケルが手がけているみたいで

私個人としても、こういう遊び心溢れるセンスや

ファンキーな色使いが、それはもう大好きなのです☆

 

こんな家で毎日暮らしたいなーーーー!!

 

次は、住まいの各要素を紹介していきますね。

 

(つづく)