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バーニングマン

バーニングマン 2 ☆バーナー精神とギフト☆

 

さて、バーニングマン初日である月曜日。

 

毎年なら、もう入り口の長蛇の列に巻き込まれているか、

リノのホテルで最後の晩餐を楽しんでいるはずのところ、、、

 

今年は、本当に前日ギリギリまで仕事が詰まっていて、

支度が半分くらい終わっておらず、、、

 

月曜はSF市内にて、足りないキャンプ用品や食料などの

買い物からスタート!

 

予定では火曜の早朝に出発の予定だったけれど

思いのほか、月曜の買い物がスムーズに進まず

さらには久々に、私のバーニングマン仕様の自転車を

アパートの物置から引っぱりだしてみたら、、、

 

前回の砂漠の砂をうっすら纏ったまま、

見事なまでにタイヤからは空気が抜け

スタンドはビクとも動かず

デコレーションは一部剥がれ

かなりの修理を要することが判明、、、。

(完全に事前準備不足でした、、ガーン)

 

徹夜での準備。

 

準備だけでクラクラする位エネルギーを使うのも

バーニングマンならでは。

 

 

火曜日の朝、うちのパートナーが

筋金入りのバーナーである隣人夫妻、

ジョン&タシャと外で立ち話をしていたところ

この夫妻は今年は参加しないとのことで

ポータブル発電機や特大タープ

その他、細々した沢山の有り余る砂漠グッズを

ごっそり一式貸して下さいました。

 

 

「万が一何かあって、壊れたり、無くなっちゃっても

気にしないでね。そもそも、これらのほとんどは

何処かから廻って来たものだしさ。

このランプも、去年砂漠のど真ん中で拾ったものだし。」

 

こう言ってくれたジョンはさらに

組み立てが複雑そうな特大タープの組立図を

手書きで丁寧に書いてくれ、さらには

現地で簡単に組み立てられるようにと

タープの20本あまりの鉄筋に

ペンキでそれぞれ特定の色を塗っていくという

半日がかりの作業までやってくれました。

 

さらに奥さんのタシャが私の自転車を修理してくれ、

うちのパートナーに借す用の自転車に

派手なペイントまでしてくれるという、神サポート!

 

その間、私たちは最終的なパッキングに専念!!!

 

ジョン夫妻のサポートがなかったら、

いつ出発できていたやら、、、。涙

 

私の中では、バーニングマンの十ヶ条にある

「与える」「協力し合う」という精神を

二人からひしひしと感じ、感謝の気持ちで

一杯になった日でした。

(十ヶ条にある「徹底した自立」という

精神はどこへやら。苦笑)

 

 

そして深夜近くなり、車に全てを押し込み

やっと出発の体勢が整った時には

すでに準備にエネルギーを使い込んだせいで

私も彼も疲労がマックス。

 

2時間くらい仮眠をとってから

現地に早朝に着くような時間に出発しようと

ほんのちょっと横になったら、、、、

 

 

目が覚めたのが、水曜の朝の6時〜!!

 

 

慌てて起きて顔を洗い、早く出発しようと

外に出ると、、、

 

そこには頭にヘッドライトをつけ

ミニバンにとりつけたバイクラックの状態を

密かに点検してくれているジョンの姿が!

 

日の出前の薄暗い時間から

私達の知らないところで

色々とサポートしてくれていたジョン。

 

「車の中で食べてね」と言って

手作りのサンドイッチをくれたタシャ。

 

真のバーナー精神を砂漠の外で惜しみなく

シェアしてくれて、本当に感謝。

 

 

こうして私たちのバーニングマンの旅は

出発前からすでに始まっていたのでした。

 

 

ジョン夫妻から受け取ったギフト精神の

バトンをしっかり引き継いで

砂漠で沢山のギフトやサポートを

出会う人達に大きく循環させようと心に決めて、

いざ、出発!!

 

 

道中は、山火事の影響であたり一体に煙が立ち込め、

一部、運転しづらいところもあったけれど、

割とスムーズに到着し、すでに水曜だったので

入り口の列もとても短く、10分で入れるという快挙。

 

 

「Welcom HOME!! )'( 」

 

 

一旦車を降り、スタッフから歓迎のハグを受ける私たち。

 

その後、車に乗り込むと、とあるギフト魂をもった

見知らぬ陽気な男性から車の窓をノックされ、

さっそく一つ目のギフトをいただきました!

 

頂いたのは、バーニングマン発祥の地である

サンフランシスコのBaker Beachで

彼が一つ一つ丁寧に拾ってきたという

滑らかな小石。

 

「バーニングマン精神のリマインダーとして

受け取ってもらえたら嬉しいな。」と彼。

 

なんとも微笑ましい、プライスレスなギフト。

 

こうして、この小石を砂漠での「御守り」とし

無事会場入りしたのでした、、、。

 

 

(続く)