アリゾナで感じる、地球の歳月
地球が長い年月をかけて作り出した
神秘的なアート、アンテロープ・キャニオン。
一歩足を踏み入れた瞬間から
異次元に迷い込んだような
不思議な感覚。
子宮のような、内なる空間。
光と影のバランス。
ハート、光。
アンテロープキャニオンの中にある
神聖な空気感と、まるで時間が
止まってしまったかのような空間。
外に出ると、なんと光が眩しいこと。
まるで、子宮から産道を抜けて
この世界の光に祝福されているような感覚。
アンテロープキャニオンを後にし
次はグランドキャニオンに向かいました。
道中、アンテロープキャニオンから
15分程ドライブした所にある
ホースシューベンド。
高さ300メートルの断崖絶壁から見下ろす
エメラルドグリーンのコロラド川。
手すりも何もない凹凸のある足場では
下を見ようとしても、恐怖で足がすくみます。
このコロラド川が
レイクパウエルに沈んだグレンキャニオンや
これから訪れる、グランドキャニオンを
浸食して形成したのかと思うと
この川のとてつもない威力を感じます。
川を下るボートの姿も。私もいつか
コロラド川の目線でこの絶景を味わいたいな〜。
そして、さらにそこからドライブを続け
グランドキャニオン入り口へ到着。
この辺りには、野生の動物達も
たくさん生息している模様。
こんなサインも発見、、、!!
グランドキャニオン。
小さい頃から、旅雑誌やテレビなどで
数えきれないくらい目にしたこの光景。
目新しさよりも、「やっと来たんだ、、、」という
感慨深さで胸がいっぱいに。
陽が傾くにつれ、刻一刻と色を変えるキャニオン。
自分の命の儚さを感じさせてくれる
圧倒的な大自然のパノラマ。
気の遠くなるような、途方もない時間をかけて
つくられたこの景色をみていると
まるで自分の存在が、この壮大な時空間の中に
消え入ってしまいそうな感覚に。
自分の日常生活における目先の問題などは
地球の歳月から見たら
本当にどうでもいいことのように思えてくる、、、。
それに気づかせてくれる、この風景。
夕陽を見ながら静かに岩場に座っていると
次第に、さっきまで消え入りそうだった
自分の存在が、目には見えない
「大いなる存在」と一体になるような感覚を覚え
自分の体が大地にしっかりとグラウンディングし
何があっても力強く生きていける
そんな気持ちが湧いてきました。
「ああ、私は大いなる存在に
生かされているんだな、、、」
安心感と、つながりの感覚。
陽の沈んだ後のキャニオンは、さらに深い色に。
まるでキャニオンの狭間に
仙人達が太古の昔から住んでいるかのような景色。
日が落ちると間もなく
キャニオンは静かに色を消していったのでした。
存在の全てを優しく内に包み込んでくれる
女性的なアンテロープキャニオン。
外へどこまでも広がる壮大な強さを授けてくれる
男性的なグランドキャニオン。
今日はこの両方から
エネルギーを充電してもらいました。
アリゾナの大自然、癒しと感動をありがとう。