Bioneersからの学び(2)ー地球というテーマからー

前回の続きです)

 

少し前の話なのですが、、、

 

FB上で、こちらのドキュメンタリー映画が

かなりシェアされていましたが

(といっても、私の周りの話だけど^^)

みなさま、ご覧になりましたか?

 

レオナルド・ディカプリオが主演している

ナショナル・ジオグラフィックの映像で

ネット上で一定期間、無料で観れるようになってたもの。

 

ナショナル・ジオグラフィック 「地球が壊れる前に」

 

「気候変動」をテーマにしたこちらの大傑作は

映像自体も美しくて、かなり迫力満点な上

観る人へのメッセージ性も非常に高いものでした。

 

壮大すぎて、一見フィクションにすら見えるけど

こちら、ノンフィクションです!!!

 

私も、ちょうど秋にBioneersに行っていた時期に

2回観ることができ、心を揺さぶられると同時に

今までなんとなく自分の中で取っ付きにくかった

「気候変動」への関心もさらに高まりました!

 

ディカプリオ氏の活動は、本当に素晴らしくて

以前にも環境に関する別の映画を作っていたり

2014年には国連平和大使にも任命され

気候変動の啓蒙活動を精力的に行っていたり、、、

 

さらには、レオナルド・ディカプリオ財団も設立し

環境保護のために、今年の頭に約18億円を寄付し

さらに去年と額と合わせると、なんと寄付の総額は

37億円にものぼるそうです!(Wow〜!!)

 

 

 

「気候変動とその原因について、知識を得るにつれ

自分の無知を思い知る。」

 

 

 

映画の中での彼のこの言葉。

 

精力的に環境保護に向き合っている彼ですら

実際は、このような風に語っていること自体

気候変動問題の大きさや複雑さを感じます。

 

ましてや私は、彼とは別次元の無知なのですが

最近になって、数多くの客観的なデータと共に

今の地球のおかれた状況を知れば知るほどに

その深刻さに、途方も無い気持ちになることも。

 

だからこそ、、、

 

「この地球の痛みを分かち合いながらも

希望をもって、自分たちに出来ることから

一人一人が行動に移していこうよ!」

 

そんな想いで各地から有志が集まるBioneersに

このタイミングで参加できて、本当に良かった!

 

 

「アクティビストってさぁ、

常に世界の痛みと向き合う中で

時には心が折れそうにもなるけれど

年に一回、こうしてBioneersで仲間達に会えるのは

私たちにとっては同窓会のようなもの。

 

Bioneersって、アクティビストにとっての

Northern Star(北極星)のような存在なんだー。」

 

 

今回のスタディツアーを企画してくれた

TUPのえりちゃんがこう言ってたのが

とっても印象深かったです。^^

 

 

そもそも「気候変動」の話題というのは

日本ではあまり取り上げられてないけど

異国の地では、これは今や多くの人が

本気で関心を持っているトピック。

 

アメリカでは、気候変動を危惧するあまり

結婚しても、自分の子供は産みたくないという

アクティビスト達も結構いるみたい。

 

もちろんBioneersでもメインテーマの一つとして

多くの活動家や革命家たちが、この話題に関して

色んな切り口から解決方法をシェアしていました。

 

 

さて、Bioneersの午前中は、世界の第一線で活躍する

著名な活動家達が、TEDさながらの講演を繰り広げます。

 

 

ホール内での写真は取れなかったのだけど

先日ようやくYouTubeに動画が上がっていたので

写真の代わりに幾つか紹介しますね。

 

 

まずはこちらから。

 

 

「自然だったらこの課題をどう解決するだろう?」

 

 

この問いと共に、自然界の生物の動作・構造や

生態系のシステム全体を観察し模倣することで

ヒントを得て、それを元に新しい技術を開発する

「バイオミミクリー」という画期的な分野の

第一人者、ジャニン・ベニュス。

 

 

地球が誕生してから38億年もの間

生き物の世界では、利害の異なる生き物たちが

限りある資源を上手く循環させながら

調和を保って共生してきました。

 

これから先、私たち人間の住む社会において

持続可能な循環型社会をデザインする上では

まさに、この自然界に存在している構造自体が

インスピレーションの宝庫!

 

バイオミミクリーが応用される分野は

気候変動、農や食、水、代替エネルギーなど

沢山あるそうです。

 

今回Bioneers中にも、バイオミミクリーの分野における

新技術のコンペティションの表彰式も行われていました。

(優勝グループには賞金1000万円が!)

 

これは、私にとっては新たな興味なので

今後さらに注目していきたいと思います。

 

 

こちらは、加速しつつある地球温暖化による

迫り来る深刻な気候変動の課題に対して

世界規模でムーブメントを起こしている

350.orgというNGO団体の創立者である

環境活動家のビル・マッキベン。

 

この分野で長年、精力的に活動してきた彼も

現在の世界の状況がかなり深刻すぎてか

今年のBioneersでは元気がなかった感じ。

(-by 海くん)

 

 

これからの時代、地球を守り続けるためには

自分たち人間が、自然の権利を代弁して

生態系を擁護するための法律を作る必要がある、

という方針のもと、社会構造の中枢部へ向かって

活動している法律家たち。

 

 

海の生態系を守り、回復させるような方法で

海藻やホタテ、牡蠣などを育てながら

漁業やシーフード産業を発展させている

エシカルなビジネスマン。

 

 

これらの環境活動家たちの話の内容に関しては

私もまだ知らないことが沢山ありすぎて

最後まで集中して聞くだけでも

かなり脳みそがヒートアップ、、、。

 

3日間、本当に色々なことを改めて考え直す

きっかけになりました。

 

 

自分はこの先、どんな風に暮らし

 

何を買い、何を食べ、何をやめ

 

どうやって電力を得て

 

どんな風に社会と関わり、誰に投票し

 

何を大切に生きていくのか、、、。

 

 

そんなことを悶々と自分に問いつつも

解決策をシェアしあうBioneersならではの

力強く、軽やかで前向きな空気感と

カリフォルニアのカラッとした青空は

かなり気持ちよかったなー。^^

 

ソーラークッカー(太陽熱で調理するシステム)

フリーウォーターBar(マイボトル必須)

 

これからも、地球市民の一員として

日々の行動をさらに意識的に選択しながら

自分も地球も、共に健康になれる方向に

歩みを進めていきたいと、心から思う今。

 

仕事などでは、自分の専門性をもちつつも

地球を大事にしながら生きていく上では

ジェネラリストとしての広い視点も大切だなぁと

つくづく感じているところです。

 

 

あとは、日々を丁寧に生きること

 

自然の中にもっと身を置くこと

 

リラックスする時間を作ること

 

メディア・リテラシーを高めること

 

時々立ち止まってみること

 

 

、、、こんなことも意識しつつ

できることから、体現だなぁ。

 

 

(つづく)