エサレン訪問記 4
4日目。
本日のクラスはなんと!
笑いの瞑想からスタート。
最近では、インド発祥の
ラフターヨガ(笑いのヨガ)なども
少しずつ世間に広まりつつあり
それと共に、笑いの効用も知られてきています。
・複式呼吸によって、酸素が体中に行き渡る
・酸素が脳に行き渡ることで、脳が活性化する
・免疫力、自然治癒力が高まる
・リラックスし、ストレスレベルが大幅に下がる
、、、などなど。
しかも、これは自然な笑いだけでなく
いわゆる作り笑いでも
十分に効果があるのだそう。
なるほどなるほど、、、。
ということで、いよいよ笑いの瞑想が
始まります。
エレンがチャイムを鳴らし
一番先に笑い始めました。
あーーーーーっはっはっはっは!
おぉぉぉぉぉぉーーーーっっほっほ!
ひゃーーーーーっはっはっはっは!
、、、、!!!!!
(一瞬、目が点に。)
一瞬間を置いた後、私たちも意を決して
笑い始め、クラス中が突如、笑いの渦に。
笑いとは、なぜか伝染するもので
笑っている他人と目が合ったりすると
理由もなく、こっちもさらに笑えてくる。
外の世界に「笑うきっかけ」がない状態で
自分の内側から意識的に笑い続けるのは
慣れるまでに、ちょっと時間がかかるかも。
初心者の私はというと
途中から頬の筋肉が痛くなり始め
5分がとても長く感じられました。
終わった時は、笑いそのものによる開放感と
やっと終わった事による開放感の両方に
包まれましたが。
自分が笑いと一体化している瞬間は
マインドに雑念が入る隙がないのは確か。
しかも、ちょっとしたハイな感覚も味わえるので
笑いの瞑想、興味のある人にはおススメです☆
さて、笑いでウォーミングアップした後は
皆からの質問を受ける形で
マッサージのレクチャーを少し行い
またペアで練習となりました。
昼休憩も、温泉に浸かり
クラスメイトととそのまま
バスハウスでマッサージの練習し合う人も
ちらほら見かけます。
私は、お昼休みは温泉で息抜きしたあと
敷地内を散歩してきました。
有機野菜のガーデン
どこからともなく聞こえてくる
ドラムの音とチャンティングの声。
スウェットロッジでの儀式。
海を見下ろすメディテーションルーム
敷地内にある幼稚園
午後は、フェルデンクライスメゾットを用いた
動的な瞑想から始まり
またマッサージの練習をしました。
たっぷり練習をした後は
夕陽を眺めながらのディナータイム。
新鮮な野菜たちの並ぶサラダバー
私は、大盛りのサラダ(特にケールとビーツ)が
マイブーム。
メインディッシュ(本日はラザニア)は
ほんの少しだけ。
「内臓の軽さ」が最近のテーマなので
エサレンでは、自分の望む食生活ができて
かなり身体の調子がいい感じです。
ちなみに、マッサージのクラスメイト達も
わりと似たような食事をとってます。
マッサージって、ヨガや瞑想などもそうだけど
内臓が疲れていたり重かったりすると
やりにくいもの。
余談ですが、エサレンでは
ディナータイムに、バーにて
ワインやビールなど、お酒も買えます。
さてさて、本日は水曜日。
エサレンでは、毎週水曜の夜は
何かしらのイベントをやっています。
この日は、昨年の東京国際映画祭で
グランプリを受賞した
「The Other Son(邦題:もう一人の息子)」
という映画の上映でした。
一方、温泉ではディジュリドゥの生演奏も。
こちらも捨て難い、、、。
迷ったあげく、今夜は映画にすることにし
チャイを持ってHuxleyに移動。
隣に座っていたおじさんに話しかけると
なんと、スコットランドにある有名なコミュニティー
フィンドホーンの方でした。
実は今回、この時期にエサレンにおいて
世界各地のスピリチュアルコミュニティーの
運営部の人たちが、エサレンに一同に集まって
ミーティングを開いていたらしい。
その名も、International Holistic Centers’ Gathering。
コミュニティーのビジョンや特色
運営の方針、直面している課題
運営資金や今後の方向性などについて
意見交換をしつつ、交流を深めたり
インスパイアし合ったりするための
年に一度の集会だそう。
時と共に、スピリチュアルコミュニティーに
求められるニーズも変わり
進化し続けるコミュニティもあれば
衰退し、姿を消すコミュニティもあります。
アメリカ屈指のスピリチュアルコミュニティーである
エサレンも、ここ数年間の間に
運営の点において様々な変革があったそう。
これからの時代における
スピリチュアルコミュニティの新たな風潮や
そこに集まる人々の価値観
そこに求めるものなどを知るのは
私にとってはとても興味深い事。
これからのエサレンの動きにも
ますます注目です。
(つづく)