メサベルデ

アメリカ先住民と歴史

 

 

アースシップを出発してドライブを続け

この日は、世界遺産、メサベルデを訪れました。

 

 

 

ここは西暦550年〜1300年あたりに

アナサジ族という先住民族が

この地に岩窟住居を築いて暮らしていたそう。

 

 

今は亡き、先住民のコミュニティ。

 

 

この遺跡の保存状態はとてもよく

先住民族の歴史を学べるミュージアムもあります。

 

 

アメリカというと、何となく

「歴史の浅い国」というイメージが持たれがち。

 

1492年、コロンブスがアメリカ大陸を発見し

その後、16〜17世紀あたりにかけて

スペイン、フランス、イギリス各国が植民地化を進め

元々住んでいたネイティブアメリカンを迫害し

それらの国々が領土を巡って戦争を始め

ついには1775年に勃発した独立戦争を経て

東海岸で、13州から成るアメリカ合衆国が誕生した

、、、という。

 

 

確かに「アメリカ合衆国」という国は

誕生してから後の歴史は浅いですが

「アメリカ大陸」と呼ばれるこの広大な大地には

遥か古代からの歴史がある、という事実を

この地ではひしひしと感じました。

 

 

歴史の教科書にはあまり取り上げられていない

ネイティブアメリカンの歴史。

 

 

ちなみにアメリカでは

10月の第2月曜日が祝日となっています。

その名も「コロンブス・デー」。

 

1492年に、アメリカ大陸に

コロンブスが到着したことを祝う日です。

 

 

が、ネイティブアメリカンにとっては

侵略、弾圧と虐殺が始まった象徴日。

 

 

そのため近年では、コロンブス・デーを廃止し

代わりに「ネイティブアメリカン・デー」に

改める動きが、全米各地で起こっています。

 

ネイティブアメリカンの歴史抜きには

アメリカの歴史は語れません。

 

 

まだまだ旅は続きます。