「種」という小宇宙
Speacesのイベントに向けて準備する中で、
私の中で避けては通れなかったことが
いくつもあるのだけど、、、
その中の一つが、これ。
そもそも、「種」って何を表すんだろう、
という問い。
「種」という言葉に、想いを巡らす日々が続き
電車の中でも、歩いていても、考えてることは
種、たね、タネ、TANE、、、。
殻に包まれたあの「タネ」というのは
まさにいのちのかたまりであって
単なる小さな粒、ではないんですよね。
私の頭に浮かぶ「種」から連想されること。
宇宙、根源、情報、現在-過去-未来、神秘
記憶、生と死、無限の可能性、いのち
繋がり、繁栄、たくましさ、、、
生命誕生からのすべての叡智のつまった
一粒の種。
植物の種だけでなく、私たちひとりひとりの
内側にも宿っている、自分という存在の
元になっているであろう「種」。
よく考えてみると
なんと神聖な存在なんだろう。
ヨガの最後や、祈りのときに唱える
OMのマントラとも通じる気すらしてしまう、、、。
OMは、聖音、宇宙の原初音、 根源の音と言われてて
音的には「ア」「ウ」「ム」から
なっているのだけど、「ア」は始まり、
「ウ」は繋がり、「ム」は終わりを意味していて
またそれは、過去・現在・未来を表してもいる。
今回は、まさに「種」も、そういうシンボルなんだ
ということに、改めて気づけました。
今回、Speacesの仲間で、バークレーから帰国して
参加してくれた、種の女神のかなちゃん曰く、
日本では古来から種子は神聖なものとされ、
種子交換は神前で行われてきたそう。
また、他人の種子をもらう場合、
「タダで」もらった種子は実が実らないとされ、
必ず交換、与え合わなくてはならないと
されてきたんだと。
さらに私が感動したのは、彼女のこのメッセージ。
種子とは、あらゆる宇宙次元・地球のエネルギー・
そして人間のエネルギーをつなぐものであり
それを大地に蒔いて育てることは、
それらのすべてのエネルギーの間で行われる
co-creation(共同作業)なのです。
なんて深いんだろう、、、。
ホリスティックでサステイナブルな
未来のためには、古来の人たちから
引き継がれて来た、いのちの情報の宿る
「種」の神聖さをもう一度しっかり思い出し
もっともっと大事にして生きてゆきたい
という気持ちが溢れてくる。
こんな流れもあり、今回、イベントの当日に
実際に「たねの交換会」もすることになりました。
、、、といっても、一人一人が、
自分の内なる平和のたねと
実際の植物の種子を交換するという
とても新しい試み。
そして、かなちゃんの作ってくれた
種の祈りも、あまりにも美しいので
シェアします☆
***
【種への祈り】
このたねは
一粒は神さまのため
一粒は人間のため
最後の一粒は鳥のため。
このたねが、
宇宙と 私と そして地球をつなぐ
架け橋となりますように。
このたねが自然に育ち
ほかの種とともに、
美しい生命の網を
紡いでいくことができますように。
***
さて、次はいよいよSpeacesの当日のことを
シェアしますね。
つづく。
PS: 植物の種の話になるのだけど、、、
「種を支配するものが世界を制する」という
言葉も、残念ながらよく耳にします。
日本でも、昨年可決されてしまった
「種子法」廃止で、これからどうなるのか、、、。
この映画もすごく気になる。