「何もないけど、全てがある」

 

カラメア3日目の朝。

 

この日はみんなで、少しドライブしたところにある

とある海岸にて、ムール貝を取りに行ってきました。

 

 

車を止めて、歩いて岩場まで行くのに

橋のない川を、靴を脱いで横切る私たち。

 

ポール曰く、ムール貝はここカラメアの

大事な資源だから、自分たちが食べる分だけ

とるんだよ、とのこと。

 

あと、まだ小さいムール貝は取らないでね、と。

 

ということで、大きめのムール貝を、今晩食べる分だけ

いただきに、いざ岩場へ!

 

赤ちゃんのムール貝は、こうしてびっしりと

連なって岩にへばりついてて、一見

ムール貝とは思えない!

 

 

大きいムール貝でも、岩にしっかりとくっついてて

砂やほかの付着物が殻についていないものが

いいみたい。

 

 

海はかなり透き通っていて綺麗で

こうして自然が育んでくれた海の恵みを

いただけるなんて、本当に嬉しい〜☆

 

 

広島で育った私は、子供の頃はよく家族で

近くの海に潮干狩りに行って、砂を掘って

アサリやハマグリをとっていたのだけど、

ムール貝は、岩についてるのを

まるで木の実をもぎ取るみたいにとるので

すっごく簡単&新鮮!

 

自分たちが食べる分だけ、、、とはいえ

結構な量をいただいて、貝の入った袋を2つ

サンタクロースのように抱えて帰る私たち。

 

これを、みつよちゃんがディナー用に

早速下ごしらえしてくれるという

パラダイスとしか言いようのない1日♡

 

 

私としかちゃんは、少し休んでから

午後の時間もたっぷりあったので

車を走らせて、ロンゴから一番近い

カフランギ国立公園のオパララ(Oparara Basin)まで

トレッキングに行ってきました。

 

大して何も下調べせずに行ったのだけど

たどり着くまでが、予想を超えたワイルドな山道で

私たちにとっては、リアル・アドベンチャーでした!

 

トレッキングの入り口でこの国立公園の説明を読むと

ここには、珍しい鳥たちが沢山生息しているそう。

 

聞いたことのない鳥たちの声に耳をすませつつ

ゆっくりと、森へと入っていきます。

 

ゆっくり、ときには止まりつつ

マインドフル・ウォーキング。

 

 

自然の中では、すべてがアートに見えてくる。

 

まるで猿が上から見下ろしているような木

 

ここでも、屋久島を思い出させる植物たち

 

地図もなく歩いていたら、小川も発見

 

昨日ビーチで昼寝して、日焼けしすぎた足を冷やす私

 

森のざわめきや、鳥の声、川の水音に耳を澄ますうちに

木々たちや虫、菌たちが、バイブレーションのレベルで

コミュニケーションをとってるのが

すごく鮮明に感じられる、ディープ・フォレスト。

 

 

しばらくあるくと、まるで天空の城でもありそうな

空中にかかる巨大な岩の橋を発見。

 

「オパララアーチ」と呼ばれているのが、これ。

 

さらに歩くと、洞窟も発見。

 

まるでグーニーズの映画の中に出てきそうな光景

 

 

何も事前に調べてなかったので、初めての光景に

かなり感動!

 

壮大な自然の中での冒険ができるのも

カラメアのいいところ☆

 

 

そろそろ陽が暮れそうだったので

来た道を引き返し、車に乗って帰ることに。

 

、、、とここで、冒険はまだ終わってはいなかったーー

 

心地よい疲労感を味わいながら運転していたら

なんと、草むらに覆われた大きな溝に

走行中の車ごと、思い切りハマってしまいまして。焦

 

とりあえず、奇跡的に溝から脱出したものの

これが後日、さらなるトラブルにつながるとは

この時は知る由もなかったのでした、、、。

(何があったかは、この日記の最後にチラ見せ。笑)

 

 

楽しみにしてたディナーは、もちろん朝とってきた

新鮮なムール貝!

 

みつよシェフのおかげで、NZ産の白ワインとともに

心ゆくまでいただきました☆

 

 

早苗ちゃんが、以前東京で会ったときに

「カラメアには何もないけど、全てがあるんだよね」

と言っていたのが、日に日に腑に落ちる

本当に豊かな日々。

 

確かに、都会のような刺激はないけれど

私にとって本質的な豊かさが、ここにはある。

 

 

早苗ちゃんも、カラメアに引っ越した当初は

刺激のない田舎での生活が辛かったみたいだけど

今ではこうして、ここを訪れるゲストに

この地の魅力をふんだんにシェアしてくれる存在に。

 

ここにいると、だんだん自分の中で

色んなモノがほどけていく。

 

今回、ここにまた戻って来れて

本当に良かったなぁ。

 

カラメアライフは続きます。

 

 

PS: この日、車ごと溝にはまってしまった時から

どうやらタイヤから空気が抜けていってたらしく

最終日に空港に向かう際、車のほぼ通らない山道で

タイヤが完全にぺったんこに。焦

 

電話も通じない場所なので、フライトも諦めつつ

路肩で二人、宇宙に全力で助けを呼んだところ、、、

 

奇跡的に、地元サーファーが通りかかって

スペアタイヤをチャチャっと付け替えてくれ

ウェストポートのタイヤ屋さんまで

案内してくれたーーーー☆

 

もう、神の化身が現れたとしか言いようがない。涙

 

おかげで、フライトにも奇跡的に間に合った!

 

そう、NZ でのリアルアドベンチャーは

帰国直前まで続いていたのでした。^^;

 

 

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