今回のタオスでのアースシップ滞在中は
マイケルの案内のもと、建築中のアースシップを
いくつか見せてもらってきました。
来るまでは、真冬のアースシップの威力を
体験すること以外、特に無計画で来たので
こうして色々なところを見せてもらえたのは
本当に刺激になりました!
アースシップの素晴らしいところの一つが
その、アーティスティックな遊び心。
空き瓶を使ったウォールアートは、
みているだけで心がウキウキ☆
先進国の常識では「廃棄物」とみなされるものを
それらの資源的な特性を生かして、見事なまでに
美しくアップサイクルさせています。
完成した家にいるときには想像できないような
数々の小さなプロセスを経てできている
アースシップ建築。
普通の家とは全く違うこの作業工程も
プロが集まってやると、だいたい1ヶ月とかで
出来上がるみたい。
毎年いくつも新しいアースシップが建築されていて
このあたりだけでも75以上のアースシップが
今の時点であるのだけど、タオス全体では
200世帯ほどもあるとのこと。
ちなみに、世界中ではなんと、すでに
2,000以上のアースシップがあるんですって!
さらに、一つ一つの家を隣接させてしまうと
この辺りにもともと生息する野生の動物たちが
大移動するときなどの邪魔になってしまうことから
動物が難民化しないよう、家同士の間に距離をつくり
動物との共存も配慮されています。
タオスには、アースシップのビジターセンターがあり
そこでも、世界中の取り組みを見ることができます。
(全部ではないけど)
このビジターセンターには、1日におよそ100人ほどが
訪れるのだそう。
以前は、タオスの街に観光に来たついでに
たまたま見つけたから立ち寄ってみる、という
人たちが多かったそうだけど、今では
アースシップを目当てにこの街に来る人も
増えているとのこと。
さらに、昔は若いヒッピー的な生き方の人たちが
多く訪れていたけど、今は、老若男女、
あらゆるタイプの人たちが来てるそう。
特に、マイケルのドキュメンタリー映画
「Garbage Warrior」が世に出た後から
急に沢山の人達が訪ねて来るようになったとか。
センター内には、たくさんの資料や展示物があるのですが
過去に世界各地で行われたアースシップの
プロジェクトも展示されていて、なんと、
日本での過去のプロジェクトも載っていました。
実はこれまで日本でも、アースシップ建築の試みは、
1993年にあったのだけど、諸事情で完成しなかったとのこと。
資料を見る限り、かなり大規模なプロジェクトが
途中まで進んでいたことがわかります。
あと、日本語での過去の取材記事なども
たくさんとってありました。
たまたま目に入った、1998年のとある記事も発見。
だいぶ前から、一部の日本人たちの間では
注目されていたアースシップ。
ともちゃんを中心に今進んでいる、今年の11月に
徳島の山奥に建てるアースシッププロジェクトも、
これからどんな風に進んでいくのか、
かなりドキドキ、、、。
そして!
そのプロジェクトのために、今回のタオスステイ中は
マイケルと毎日のようにミーティングが入ります。
建築とはほとんど縁のなかった私たちのために
マイケルも、分かりやすく(そして辛抱強く、笑)
色々と教えてくれます。
一番ネックになって来るのが、いわゆる法律的なこと。
それぞれの国や地域ごとに、建築に関する法律も
変わってきます。
耐震性に関する決まりごと、下水に関する決まりごと、
消防法のあれこれ、、、他にも沢山の決まりがあります。
マイケル達も、この法律レベルのことに関しては
過去に色々な対処の仕方を試してきたとのこと。
法律と真正面から戦ってみたり、法律を変えようとしたり、
法律を破ってみたり、、、。
でもそれだと、時間とエネルギーを奪われるだけで
結局のところ、うまくいかなかったそう。
で、結局、行き着いた「うまくやる秘訣」は、
法律に真っ向から挑まず、その範囲の中で、
表面的には共存してやること。
その上で、自分たちに必要なものを作り
法律のために形だけ作ったものは使わない、
という方法が、一番簡単なんだ、と。
自分たちのアースシップのスタイルには
不要だけど、法律が要しているものを
一応くっつけている、という風な。
実際、アースシップを作る上で
一番ネックになってくるのが、建築に関する
法律だと言っても過言ではないのです。
なので、様々な苦労を避けるためにも、
アースシップを建てるときはまず
南向きの土地を見つけることよりも先に
法律的に緩いエリアに土地を見つけるのが
最優先なのだとか。
「俺と同じ苦労はもうするな」と言わんばかりの
マイケルの話には、とても説得力がありました。
私たちも、これから日本の建築基準法や
その他の法律を、色々調べながら、
新しい冒険が始まっていくことに
ワクワクと緊張が共存している感じ!
これから、11月のアースシップアカデミーの
開催に向けて、動き始めますー!!
ひろみ
PS: (追記 8/30/ 2018)
ついに、アースシップアカデミーの
募集が始まっています!!
(ここからリンクに飛べます)
すでに、世界中から沢山の人たちが
サインアップしています☆
建築中のアースシップを見学してきました
/カテゴリ: サステイナブル・ライフスタイル今回のタオスでのアースシップ滞在中は
マイケルの案内のもと、建築中のアースシップを
いくつか見せてもらってきました。
来るまでは、真冬のアースシップの威力を
体験すること以外、特に無計画で来たので
こうして色々なところを見せてもらえたのは
本当に刺激になりました!
アースシップの素晴らしいところの一つが
その、アーティスティックな遊び心。
空き瓶を使ったウォールアートは、
みているだけで心がウキウキ☆
先進国の常識では「廃棄物」とみなされるものを
それらの資源的な特性を生かして、見事なまでに
美しくアップサイクルさせています。
完成した家にいるときには想像できないような
数々の小さなプロセスを経てできている
アースシップ建築。
普通の家とは全く違うこの作業工程も
プロが集まってやると、だいたい1ヶ月とかで
出来上がるみたい。
毎年いくつも新しいアースシップが建築されていて
このあたりだけでも75以上のアースシップが
今の時点であるのだけど、タオス全体では
200世帯ほどもあるとのこと。
ちなみに、世界中ではなんと、すでに
2,000以上のアースシップがあるんですって!
さらに、一つ一つの家を隣接させてしまうと
この辺りにもともと生息する野生の動物たちが
大移動するときなどの邪魔になってしまうことから
動物が難民化しないよう、家同士の間に距離をつくり
動物との共存も配慮されています。
タオスには、アースシップのビジターセンターがあり
そこでも、世界中の取り組みを見ることができます。
(全部ではないけど)
このビジターセンターには、1日におよそ100人ほどが
訪れるのだそう。
以前は、タオスの街に観光に来たついでに
たまたま見つけたから立ち寄ってみる、という
人たちが多かったそうだけど、今では
アースシップを目当てにこの街に来る人も
増えているとのこと。
さらに、昔は若いヒッピー的な生き方の人たちが
多く訪れていたけど、今は、老若男女、
あらゆるタイプの人たちが来てるそう。
特に、マイケルのドキュメンタリー映画
「Garbage Warrior」が世に出た後から
急に沢山の人達が訪ねて来るようになったとか。
センター内には、たくさんの資料や展示物があるのですが
過去に世界各地で行われたアースシップの
プロジェクトも展示されていて、なんと、
日本での過去のプロジェクトも載っていました。
実はこれまで日本でも、アースシップ建築の試みは、
1993年にあったのだけど、諸事情で完成しなかったとのこと。
資料を見る限り、かなり大規模なプロジェクトが
途中まで進んでいたことがわかります。
あと、日本語での過去の取材記事なども
たくさんとってありました。
たまたま目に入った、1998年のとある記事も発見。
だいぶ前から、一部の日本人たちの間では
注目されていたアースシップ。
ともちゃんを中心に今進んでいる、今年の11月に
徳島の山奥に建てるアースシッププロジェクトも、
これからどんな風に進んでいくのか、
かなりドキドキ、、、。
そして!
そのプロジェクトのために、今回のタオスステイ中は
マイケルと毎日のようにミーティングが入ります。
建築とはほとんど縁のなかった私たちのために
マイケルも、分かりやすく(そして辛抱強く、笑)
色々と教えてくれます。
一番ネックになって来るのが、いわゆる法律的なこと。
それぞれの国や地域ごとに、建築に関する法律も
変わってきます。
耐震性に関する決まりごと、下水に関する決まりごと、
消防法のあれこれ、、、他にも沢山の決まりがあります。
マイケル達も、この法律レベルのことに関しては
過去に色々な対処の仕方を試してきたとのこと。
法律と真正面から戦ってみたり、法律を変えようとしたり、
法律を破ってみたり、、、。
でもそれだと、時間とエネルギーを奪われるだけで
結局のところ、うまくいかなかったそう。
で、結局、行き着いた「うまくやる秘訣」は、
法律に真っ向から挑まず、その範囲の中で、
表面的には共存してやること。
その上で、自分たちに必要なものを作り
法律のために形だけ作ったものは使わない、
という方法が、一番簡単なんだ、と。
自分たちのアースシップのスタイルには
不要だけど、法律が要しているものを
一応くっつけている、という風な。
実際、アースシップを作る上で
一番ネックになってくるのが、建築に関する
法律だと言っても過言ではないのです。
なので、様々な苦労を避けるためにも、
アースシップを建てるときはまず
南向きの土地を見つけることよりも先に
法律的に緩いエリアに土地を見つけるのが
最優先なのだとか。
「俺と同じ苦労はもうするな」と言わんばかりの
マイケルの話には、とても説得力がありました。
私たちも、これから日本の建築基準法や
その他の法律を、色々調べながら、
新しい冒険が始まっていくことに
ワクワクと緊張が共存している感じ!
これから、11月のアースシップアカデミーの
開催に向けて、動き始めますー!!
ひろみ
PS: (追記 8/30/ 2018)
ついに、アースシップアカデミーの
募集が始まっています!!
(ここからリンクに飛べます)
すでに、世界中から沢山の人たちが
サインアップしています☆