(前回からの続きです)
Watsuのワークショップでは、ずっと水の中にいると
水圧、浮力、抵抗などがかかり、身体への負担が大きいので
クラスルームでのアクティビティも沢山ありました。
セッションでは、割とダイナミックなストレッチや
大きな動きのある動作を沢山するので、ナティから
自分の身体の使い方や、色々な骨格のパターン
相手の関節の不具合に関して避けるべき動きや、
やり方を変えたほうがいい動きも教わりました。
タンツ(Watsuの床バージョン)もあるみたいで、
それもペアで行なったりして、タッチの奥ゆかさを
学びます。
また夜は、生徒がリードしてのヨガや瞑想、キルタンもあり
ナティが招いたディジュリドゥ奏者を交えた
本格的なカカオセレモニーまであって、グループの
エネルギーも、どんどん濃くなっていく毎日。
1日の中で、Watsuと瞑想やセレモニーが合わさるので
からだと心への影響は半端なく、昼寝は欠かせないし
夜も死んだようにグーグー寝て、朝起きるとまるで
生まれ変わったかのような、不思議な感覚に、、、。
またある時は、クラスルームの中で、面白いワークをしました。
まず、3人ペアになって、一人がマットに寝っ転がって、
もう一人が、以下の3パターンの方法で相手にアプローチします。
1. 純粋な興味を持って、相手に触れてみる
2. 相手を「世界で一番大事な人」だと思って触れてみる
3. 相手を「クライエント」として触れてみる
そして、3人目の人は、その光景を横で見ながら
自分の心の中で起こっている感覚に目を向けてゆきます。
ナティ曰く、実は、Watsuのセッションにおいては
この3つのモードのどれか1つではなく
3つ全ての要素を持って行うのだ、と。
触れる側、触れられる側、観察する側、
という3つのポジションを通して、私含め全員が、
自分の中にある無意識のパターンに気づきました。
ナティの「場のホールド感」がとても高いので、
全員がありのままの感情や感覚を安心してシェアでき
おかげで、どんどん内観も深まっていくのが
とても有意義でした。
また、相手を「世界で一番大事な人」だと思って触れると、
愛に包まれた相手は、安心感や親密感を感じて
「ハグし返したい」という欲求が生まれることがあることも
この実験でわかりました。
ナティ曰く、実際のWatsuのセッションでも
これは起こりうることなのだそう。
(心理学用語では「転移」といいます)
これを避けるためにも、まずは初めにクライエントに
Watsuとは何なのか、という説明を十分に行った上で、
セッション中も、相手を無条件の愛とともにホールドしつつ
プロとして一定の境界線を保つことが大切。
「実際は、Watsuが初めての人は、安心感や親密感といった
感覚よりも、緊張していることが多くて(特に男性は)
身体がガチガチで、水中で動かないこともよくあるの。
でも、だからと言って、セッションの効果がないわけでもないの」
ナティも、以前、とある中年の男性にセッションした時
身体がガチガチで、Watsuのフローが全くできなかったけど、
セッションが終わると、なんと彼は、号泣していたのだそう。
テクニックを超えた領域で、愛を持って
相手に寄り添うことの大切さ。
水に身を委ねたとき、その人のからだが、
目には見えない、その人自身の癒しのプロセスを
静かに起こしていることへの信頼。
「Less is More」
エサレンマッサージの先生から学んだ色々な教訓を、
今回また、あらためてWatsuでも教わりました。
(つづく)
WATSUワークショップ in コスタリカ(3)ボディワークで大切なこと
/カテゴリ: マッサージ&ボディワーク(前回からの続きです)
Watsuのワークショップでは、ずっと水の中にいると
水圧、浮力、抵抗などがかかり、身体への負担が大きいので
クラスルームでのアクティビティも沢山ありました。
セッションでは、割とダイナミックなストレッチや
大きな動きのある動作を沢山するので、ナティから
自分の身体の使い方や、色々な骨格のパターン
相手の関節の不具合に関して避けるべき動きや、
やり方を変えたほうがいい動きも教わりました。
タンツ(Watsuの床バージョン)もあるみたいで、
それもペアで行なったりして、タッチの奥ゆかさを
学びます。
また夜は、生徒がリードしてのヨガや瞑想、キルタンもあり
ナティが招いたディジュリドゥ奏者を交えた
本格的なカカオセレモニーまであって、グループの
エネルギーも、どんどん濃くなっていく毎日。
1日の中で、Watsuと瞑想やセレモニーが合わさるので
からだと心への影響は半端なく、昼寝は欠かせないし
夜も死んだようにグーグー寝て、朝起きるとまるで
生まれ変わったかのような、不思議な感覚に、、、。
またある時は、クラスルームの中で、面白いワークをしました。
まず、3人ペアになって、一人がマットに寝っ転がって、
もう一人が、以下の3パターンの方法で相手にアプローチします。
1. 純粋な興味を持って、相手に触れてみる
2. 相手を「世界で一番大事な人」だと思って触れてみる
3. 相手を「クライエント」として触れてみる
そして、3人目の人は、その光景を横で見ながら
自分の心の中で起こっている感覚に目を向けてゆきます。
ナティ曰く、実は、Watsuのセッションにおいては
この3つのモードのどれか1つではなく
3つ全ての要素を持って行うのだ、と。
触れる側、触れられる側、観察する側、
という3つのポジションを通して、私含め全員が、
自分の中にある無意識のパターンに気づきました。
ナティの「場のホールド感」がとても高いので、
全員がありのままの感情や感覚を安心してシェアでき
おかげで、どんどん内観も深まっていくのが
とても有意義でした。
また、相手を「世界で一番大事な人」だと思って触れると、
愛に包まれた相手は、安心感や親密感を感じて
「ハグし返したい」という欲求が生まれることがあることも
この実験でわかりました。
ナティ曰く、実際のWatsuのセッションでも
これは起こりうることなのだそう。
(心理学用語では「転移」といいます)
これを避けるためにも、まずは初めにクライエントに
Watsuとは何なのか、という説明を十分に行った上で、
セッション中も、相手を無条件の愛とともにホールドしつつ
プロとして一定の境界線を保つことが大切。
「実際は、Watsuが初めての人は、安心感や親密感といった
感覚よりも、緊張していることが多くて(特に男性は)
身体がガチガチで、水中で動かないこともよくあるの。
でも、だからと言って、セッションの効果がないわけでもないの」
ナティも、以前、とある中年の男性にセッションした時
身体がガチガチで、Watsuのフローが全くできなかったけど、
セッションが終わると、なんと彼は、号泣していたのだそう。
テクニックを超えた領域で、愛を持って
相手に寄り添うことの大切さ。
水に身を委ねたとき、その人のからだが、
目には見えない、その人自身の癒しのプロセスを
静かに起こしていることへの信頼。
「Less is More」
エサレンマッサージの先生から学んだ色々な教訓を、
今回また、あらためてWatsuでも教わりました。
(つづく)