エサレン研究所

エサレン訪問記 5

 

5日目。

 

本日の朝のクラスは

今の自分のハートはどんな状態にあるか

一人一人、順番にシェアしました。

 

皆で輪になって座り

小さなハート形のオブジェを順番に回し

自分の手に回ってきたら、それを握って

自分のハートに耳を澄ませ

心に浮かんだ事をシェアします。

 

ハートは、マインド(思考)とは違って

素直な自分の感情や感覚が宿る場所。

 

 

一人一人が色んな感情を味わいながら話すうち

だんだん涙ぐむ人が増え

ティッシュ箱が、部屋のあちこちに向けて

スライディング。

 

クラス内が次第に感極まってきたかと思うと

場の和むようなジョークを言ってくれる人もいて

笑いと涙に包まれた時間となりました。

 

 

愛とユーモアと一体感があり

大家族のような温かいクラスに感謝。

 

 

 

さて、この日の午後は、エレンとガーデンに出向きました。

 

明日の朝、クラス全員でハーブバスに浸かるらしく

そのハーブを摘む作業が待っていました。

 

 

久しぶりの、土や植物の匂いに包まれた時間。

 

 

今回収穫したのはこれらのハーブ。

 

ラベンダー

ローズマリー

コンフリー

ボラージュ

アロエベラ

ゼラニウム

カレンデュラ

パッションフラワー(トケイソウ)

ジャスミン

 

 

ガーデニング好きなクラスメイト達も

手伝ってくれたおかげで

作業はディナー前に終了。

 

農業用の一輪車いっぱいのハーブが

収穫されました。

 

 

その後、エレンと共にキッチンに向かい

子供が入れる位の特大サイズの鍋2つに

摘みたてのハーブと水を入れ

大きな杓子でかき混ぜながら煮詰めます。

 

なんとも魔女トレーニングさながらの光景。笑

 

一晩煮詰めるのですが、あとは

キッチンのスタッフが見ててくれることに。

 

 

さて、夜のクラス。

 

この日の夜は、なぜかスピーカーの調子が悪く

音楽がかけられなかったので

ティーチャーのデボラとエレンが終始

歌を歌ったりハミングしたりしてくれていました。

 

それはもう、まるで子守唄。

 

ふと耳を澄ましてみたら、聞こえてきたのは

坂本九の「見上げてごらん 夜の星を」を

日本語で歌っているエレンの歌声。

 

まるで、母親が赤ちゃんを抱いているときのように

相手の命を、自分の掌や腕の中で祝福しながら

その存在をを丸ごと受け入れる。

 

ゆっくりとしたタッチと共に

「Everything is all right(全て大丈夫だよ)」

という感じで、相手に安心感を感じてもらう。

 

このようなエサレン的な在り方が

相手にマッサージをするとき

如何に大切かということを

子守唄を聴きながら再確認した夜でした。

 

 

(つづく)