Deepゼミ 3 —思い込みと感情—

 

クモの写真の実験は、まだ続きます。

 

先生は次に、Eさんにも同様に

クモの写真を見るように指示し

彼女の腕で筋肉反射テストをしたところ

私と同様、Eさんの腕もOFFに。

 

 

そこで先生はEさんに、プロジェクター上の

クモの写真にさらに近づくように言い

再びその位置で筋肉反射テストをすると

Eさんの腕はさらにガクーーンとOFFに。

 

 

先生:「Eさん、今見ているものは何ですか?」

 

Eさん:「えっ、、、!? クモですよね。」

 

このEさんの返答に対し

今度はプロジェクターのクモの写真を

どんどん拡大していく先生。

 

 

クモの顔がグロテスクな程アップで映され

さらに拡大すると、それがクモだと判るような部分は

次第に見えなくなり、さらに目一杯拡大していくと

最終的にはこんな感じの画像に。

(もはや、一体クモのどの部分なのかも判らない状態。)

 

クモのドット画像

 

この画像を見ながら、もう一度Eさんの腕で

筋肉反射をとったところ、またしても

Eさんの腕は力なくOFFに。

 

 

先生:「今見ているものは、何ですか?」

 

Eさん:「クモです。」

 

先生:「本当にクモを見ているの?」

 

Eさん:「、、、、?」

 

先生:「これ、生きて動いているクモなの?」

 

Eさん:「んん〜〜〜 いえ、、、違います、、。」

 

先生:「これ、単なるドットの列なんじゃないの?」

 

Eさん:「えっ、、!? あ、、、そうです、、!」

 

 

ここで、Eさんにもう一度

クモの超拡大画像の一部である

このドットの列の画像を見つめてもらって

筋肉反射テストをしたところ

今度はEさんの腕はONに!

 

 

すると、その拡大されたドットの列を

ゆっくりと、もとのサイズに縮小する先生。

 

粗く大きいドットの列が

規則的に少しずつ小さくなっていき

最終的に、最初と同じクモの画像が視界に現れました。

 

 

クモに見える、、、でもこれは

本物のクモじゃない。

 

クモのようにに見せている

単なるドットの集まりだったんだ、、、。

 

 

そして再び、Eさんにその画像を見てもらいつつ

筋肉反射テストをすると、今度は

クモの全体像が画面に映っていたにもかかわらず

Eさんの腕はしっかりONに。

 

 

最初にクモの画像を見た時は

クモに対する「思い込み」にくっついた

恐怖や嫌悪感といった感情の記憶が

潜在意識下で条件反射的に蘇り

見事に腕に力が入らなくなったEさん。

 

けれど、「今見ているのはクモではなく

単なるランダムなドットに過ぎない」という風に

対象物に対する認識を変えただけで

対象物への反応の仕方が変わり

その結果、腕がOFFからONに。

 

 

「主観的な見方・解釈」と、「客観的な事実」とのズレ。

 

ドットアート

(クモの画像のかわりに、この画像でも伝わるかな?)

 

 

実は毎日の生活において

私たちの感情というのは

外から直接「えいっ!」という風に

もたらされるのではありません。

 

ある物事が、一旦心のフィルターを通過する時

様々な記憶、主観的な解釈、思考パターンなどと共に

過去にその物事に対して抱いた感情も

条件反射的に再生されます。

 

「○○○であるべきだ」

「○○○に違いない」

「○○○は悪い」

「○○○は怖いものだ」

 

こういった固定観念に対しても

無意識レベルで「反応」することで

その度に、自分の内に喜怒哀楽の感情を

自分で「生み出している」のです。

 

自分の外に何かがあるのではありません。

全てみなさんの中にあるのです。

自分の中で、「これが真実である」と思っている

もっとも強い思考、観念、感情が

外の世界に映し出されているのです。

 by バシャール

 

潜在意識のフィルター

 

 

主観的なフィルターを通して見える世界は

全て、私たちの心の「投影」の現れ。

 

人は皆、違ったフィルターを持っているために

同じ物事に対しても、まるで違った反応をしてしまう。

 

クモの写真を見ても

最初から腕がONだったHさんと

最初は腕がOFFで

その後調整してONになった私とEさん。

 

OFFになったのは、クモそのものではなく

自分の思い込み、クモに対する見方のせい。

 

自分の主観的なものの見方のパターンが

様々な感情のストレスを生み出している

という事実が再確認できた実験でした。

 

 

(続く)